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Schnaars, K.; 金子 政志; 藤澤 清史*
Inorganic Chemistry, 60(4), p.2477 - 2491, 2021/02
被引用回数:6 パーセンタイル:57.56(Chemistry, Inorganic & Nuclear)高レベル放射性廃液の有害度低減のために、マイナーアクチノイドに対して高選択的な試薬が必要とされている。混合N,Oドナー配位子-テトラキス[(6-カルボキシピリジン-2-イル)mメチル]エチレンジアミン(HTPAEN)は、Am/Eu分離におけるマスキング剤として良い性能を示すことが知られている。本研究では、Oドナーの塩基性を変えることでM-N相互作用を操作することが可能なを調査するため、負電荷を帯びたTPAENのカルボン酸を中性のアミド基に置換した新規配位子-テトラキス[(6--ジエチルカルバモイルピリジン-2-イル)メチル]エチレンジアミン(TPAMEN)を導入した。TPAMENとEu(OTf)及びEu(NO)6水和物と結晶化することで、正電荷を帯びた[Eu(TPAMEN)]錯体を生成した。M-O/N結合距離を報告されている[Eu(TPAEN)]錯体と比較し、DFT計算の援用により電子密度の違いについて議論した。さらに、[M(TPAEN)]及び[M(TPAMEN)] (M = Eu, Am)の錯生成エネルギーの差の予測によって、TPAMEN配位子のAm/Eu分離に向けた潜在的な性能についての知見を得た。